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坂本慎太郎「幻とのつきあい方」

KANEKO HIDESHI — Kaneko Hideshi @ 22:13

震災から3年。

この3年は幻だったのでしょうか。

自分も幻?
すべて幻?

そんなマボロシを確認したい今日このゴロ。




1件のコメント »

  1. […] 2011年3月11日、、、アレから3年が経とうとしています。政権が交代したり、都知事が交代したり、反原発運動が盛んになったり、ヒトビトが右翼化傾向になりヘイトスピーチが激化したり、、、と、世の中的には、さまざまな動きがありましたよね、この3年間。あげた例が、かなり偏見にみちてますけど。。。しかしながら、震災の被災地では、あの時あの瞬間から時間がとまったままの場所がおおかったりします。目に見えた動きといえば、ガレキの撤去くらいですかね。それすらまだの場所もありますから。この3年、放置状態の場所もあり、草木が生い茂って、草原にかわってしまったところもあったりしますね。その土地をはなれてしまったりしてしまっているヒトも出てきているので、残念ながら人口が減少にむかっている地域もあるとのコト。津波被害の地域においては、再生/復興のためにさまざまな事業計画やら、津波政策が検討中であるコトはたしかなので、会議室、というより机上ではモノゴトはうごいているかもしれません。結局のところ、都市計画の時点でとまってしまっているというコトなんですけれどね。まあ、うごかすにも予算もそんなにない、というコトもあるのカモですが。。。そういえば、その土地の復興のための予算が、国の復興国家予算として別のよくワカラナイ用途に使用されていた、なーんてハナシもあったりしましたね。とくにうごきがおそい、というか、うごけない?いや、うごけていないのが、やはり福島でしょう。福島第一原発事故の影響で、県の北東地域は、放射性物質の汚染により、残念ながらなんともいいようの無い状況がいまだにつづいています。なんだかんだ言っても、健康的にどんな影響あるかわからない、というのがホントのトコロなワケですから。それにしても、避難生活も3年。奥さんと子どもを別の県に避難させている、単身赴任化されている方もまだいるようです。いやー、ながすぎでしょ。健康に影響はあるのか、ないのか。その土地がつかえるのか、つかえないのか。自分の町にもどれるのか、もどれないのか。避難したいけど、仕事がないから出られない。のこると決めたモノの、この状況がいつまで、どこまでつづくのか。それに疲れ果てている方もおおいのも現状。逆に、そういう疲れのために、県外の避難先から県内の別の地域へ戻ってきているヒトも増えているようです。答えなんかない、自問自答の日々が、いまだつづいているワケですよ。ちなみに、避難生活を送っている方々の一部は、東京電力からの賠償がでているコトもあり、どうも避難先の賠償のでていない住民から、謂れなき偏見を持たれながら生活をされている方も多数いるとか。「結構もらっているからいいよね」だの、「いい思いしてる」だの。場所によっては、「避難者は出て行け!」なんて落書きもあったりするようです。まったくもって、クダラない、小学生レヴェルの、センスのないイヤミですよ。お互いさまなんですけれどね、ナニをやっているのだか。。。ま、3年たっても、状況はナニもかわっていない、というよりヒトビトのココロは荒みはじめて、むしろ悪化している、それが現状です。そんな中、政府は2014年1月に、「全員帰還」の原則から、帰還/移住の両面支援にシフトする政策に方針転換。つまり、元の土地にもどるっても、ほかの土地に移住したとしても支援するよ!という政策ですけれど、事故から3年経って、やっとまともな政策が出てきたという感じです。ちょっとおそすぎですけどね。もっと早くに、支援するけれど最終的には自己責任、というカタチをとっていれば、そういった精神的な状況は悪化しなかったのカモ。結局は、いろんなモノを曖昧にしてしまったコトに、こういった精神面での問題が生じてしまったんだとおもいます。福島第一原発がまたがっている双葉町では、全員帰還の目標で、この3年の間に、街の主要地域の除染などをおこなったり、インフラの整備などをおこなってきたワケですが、急にこの方針に方向転換したことで、行政は、帰還するヒトはさらに減るのでは、と不安が生じているとのコト。あたりまえですよね、政府が3年から5年以内に帰れると言ってしまったから、それにむかって準備していたワケですよ。現実を見ずに、カッコウをつけた曖昧なコトを言ってしまったのが、間違いでしょう。それに政府やら行政やらが口々にしている、積算放射線量年間1ミリシーベルトなんてのは、そもそもなんの根拠もない値なワケですしね。当時の担当大臣が苦肉の策でこたえてしまった値がひとりあるきして、いつの間にか、それがスタンダードのようにあつかわれてしまっている、しかも、ダレも訂正しようとしない。その状況もどうなんでしょう。ちなみに、双葉町はその政策変更により、街の再生計画を、廃炉作業のためのコンパクトな町をつくる構想を考えているようです。すべては、戻りたいとおもっているヒトのためのコトなのでしょうけれど、破綻寸前でツブれそうだった街が、原発により生きながらえ、原発のためになくなりそうになり、今度は、その原発を廃炉にするための街づくりを構想。皮肉にも、街をメチャクチャにした原発にたよらなければ、成立しない状況におちいっているという、なんとも矛盾な状態です。たとえば、廃炉作業に70年かかるとして、70年後にその場所に何かあたらしい事業が生まれていないと、廃炉作業終了とともに、結局は仕事のない街となり、いまと、おなじ状況になる気がするんですけれどね。ただ、まったく生まれないとは言えないので、わかりませんけれど。それに汚染のカラダへのリスクは0(ゼロ)ではないワケで、ソレがホントにいい方法なのか、どうなのか、もうちょっと時間をかけていろいろ話し合った方がいいような気がしますがね。ただ原発避難者のなかには、生きる目標を失ったヒトもおおい状態だそうです。原発事故関連死が、増加傾向にあるのも、そういう生き甲斐がなくなってしまった状況というのが、あるやもしれませんよね。もちろん、年輩の方がおおいというコトもありますけれど。そういう方のための目標にしたいというもくろみもあるのでしょうね。ちなみに、原発による精神的影響をうけているのは、県内のヒトビトだけではないです。この3年、都内にでてきている県出身者などとの会話も、原発問題ばかり。ワタクシの家族内の会話も、結局、原発問題になり、で、最終的にモメるという状態。ほかの家庭はちがうのかもですが、まさに精神的被害、そのモノですよ。ダレも責任もとらず、ダレも打開策をだせず。放射性物質による汚染地域も、すこしづつ拡大傾向。将棋でいう”詰み”の状態に、どんどんちかづいていっているというのが、3年目の状況です。結局は、答えをだせず、みんなが翻弄されているというコトなんでしょうな。この先も、残念ながら、まちがいなく翻弄されていくのでしょうが、そろそろ”ナニか”に気づかなければいけない時期にきているのでは。その”ナニか”とはいったいナニか。みなさんは何だと考えますか?坂本慎太郎「幻とのつきあい方」旅路 良 […]

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